逆ドーナツ化現象
2013年08月25日
地方都市を高齢対応型に 中心部に病院や商業施設
↑こんなNEWSが流れてきた。
記事によると・・・
> 国土交通省は地方都市の街づくり政策を抜本的に見直す。
> 病院や介護・商業施設などを誘導する街の中心部を法律で明確にするとともに、
> 郊外からの移転を国が後押しする補助金や税制優遇策をつくる。
> 少子高齢化や地方自治体の厳しい財政事情を踏まえ、
> 郊外に広がった都市機能を中心部に集める「コンパクトシティー」を
> 国主導で全国に広げる方針に転換する。
とのこと。
なるほど。
今まで起きた流れと逆の方針を起こしていくと。
たとえば、私の故郷・前橋では、
私が子供の頃には市の中心地区が賑わっていた。
これが'90年代から今に至るくらいには郊外の大きな通り沿いに、
大型店舗ができ、人も郊外で買い物や遊びをするようになり、
中心地区が空洞化し、ドーナツ化現象に。
8年前の記事で書いたように、中心地区の商店街が破綻する始末。。
これは、郊外に住んでいる人がクルマで移動することを
前提として成り立っていたものなので、
高齢者が運転するのが大変になってくると課題も生まれてくる。
8年以上前の この記事で書いたように、
御用聞き的な宅配サービスが行き届かせる、という手もあるわけだが、
一方で、街の中の徒歩圏内で完結できる暮らしを構想しているのが、
今回のNEWSの件。
買いたいものが手に入るだけなら宅配サービスで十分なのだが、
遊びや人との交流も考えると、市街地に人を集める構想もイイかも。
ただ、今のままの中心地区の昔の商店を復活させるというのではなく、
新たにイオンの大型ショッピングセンターのような施設を
街の中心にドーンっと作ったらどうだろう?
安くて鮮度の高いものが揃うし、1箇所に集結してる点がイイ。
映画館やライブスペースも作り、遊びも提供。
市の公共の施設も病院等も近くに作ってしまう。
そして、住宅である大型マンションも。
そうそう、大きな駅の近辺に作ることも重要だと思う。
他の都市からもカンタンにアクセスできるように。
9年前の記事で書いた螺旋的発展。
と考えてみると、、
中心地のシャッター通りの商店を一度潰して更地にし、
そこに大きな施設を建設する、
という実に大規模な取り組みが必要そうだ。
さて、どうなるのだろう?
利権の問題も出てきそうだけど、
私個人的には、街の中心部で暮らす快適さを実感しているので、
この構想はイイと思う。