映画会社の失敗に学ぶ

2013年07月27日

オンラインタレントの時代という記事でも書いたように、
MEDIAの主役は、
映画 → TV → WEB、
と、推移している。

で、
映画からTVへと軸が移行している時期、
映画会社が犯した失敗は、
それまでの映画のクオリティーで
そのままTV番組を作ろうとしてしまったことで、
製作コストがかかりすぎ、回収できなかった点。

TVからWEBへと軸が移行している今、
同じ失敗をしないようにしたいもの。

これはGoogleの方も仰っていたが、
↓この記事でも同様のことが書かれている。

テレビ黎明期の映画会社の失敗に学べ!
――適正なウェブコンテンツ制作費の決め方



組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか (PHP文庫)
組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか

↑この書によれば、

> 昭和31年に、映画会社の株価は当時の松下電気やトヨタ自動車より
> 高かったそうです。
> その理由は、テレビが普及すれば、そのコンテンツ制作を
> 映画会社が請けおって業界全体が潤うと思われていたからです。

> しかし、実際にはそうはなりませんでした。
> 映画のような大型のコンテンツを作る体制は、
> テレビには過剰だったからです。
> 結果、スタジオも機材もなく、有名俳優も使えない零細プロダクションに、
> 全ての大手映画会社が敗退したそうです。
> 映画会社が3億円かけて1時間のテレビドラマを作るところを、
> 零細プロダクションは3千万円で作り、視聴率でも負けなかったのです。

とのこと。 

WEB番組を作る際の教訓にデキるハナシ。

1つ前の記事で書いた中田ヤスタカさんも、
レンタルをせず、自宅スタジオでデキる範囲内で制作している、
とのことで、このテーマとも共通しているなあ。 


P.S.

ADVERTIMESに 映像・文章の数と大きさの変化を表す図が
載っていて、1枚でよくまとまっている。

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↑コレね。

映像も文章もTECHNOLOGYの発展とともに、
MEDIA数が爆発的に増えると共に、
1CONTENTSあたりの大きさはどんどん小さくなる傾向。

もちろん、映画と書籍が完全に消滅するわけではないが、
軸ではない、ということ。

軸、入り口は常にスマホでの短いCONTENTS。

CONTENTS発信側の視点で見ると、
ソコをいかに押さえるかが重要で、
ソコを意識したMEDIA設計が不可欠!



shun699 at 13:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加