乃木坂46
2015年01月12日
乃木坂46の曲『13日の金曜日』が、
「モータウンサウンド」風であると話題にしてる記事が、
今朝、Gunosy経由で流れてきて、
久々にモータウンについて思い出したw
※アルバム『透明な色』収録。
あらためて、
モータウンサウンドとアイドルの相性の良さについて、
実感した次第。
モータウンサウンドとは、
1959年にアメリカのデトロイトで始まり、
60年代に全盛だった音楽。
名称の由来は、、
「モータウン」というレーベルが運営していたからなのだが、
そもそも、「モータウン」(Motown)とは、Motor Townの略。
デトロイトは、自動車産業が盛んだったので。
デトロイト、
今ではすっかり衰退都市となってしまったようだが、
(※この記事参照)
栄えている時期の都市というのは、
こうして文化を生み出すという副産物を生むんだなぁ、
と、あらためて実感。
で、
この「モータウンサウンド」の特徴は、
歯切れのイイ弾んだビートとポップなメロディーライン。
8ビートのロックよりも弾んでいて、
若干ファンキー。
当時の代表的な曲で言うと、、
The Supremesの『You Can't Hurry Love』とか。
聴いてると、ウキウキした気分になってくる。
モータウンサウンドは、ベースラインが特徴的なのだが、
当時の代表的なベーシストは、ジェームス・ジェマーソン。
レーベル「モータウン」に所属していたスタジオミュージシャンで、
映画『ドリームガールズ』のモデルになっているアーティスト。
映画『ドリームガールズ』のモデルになっているアーティスト。
レーベル「モータウン」が抱えていた専属スタジオミュージシャンは、
「ファンク・ブラザーズ」と呼ばれ、
60年代のヒット曲連発の原動力になった人達。
ジェームス・ジェマーソンは、
シンコペーション(強拍と弱拍)の活用が絶妙なのだが、
ベース奏法も独特で、
通常、指弾きする場合、人差し指と中指を交互に使うところを、
彼は、人差し指1本でプレー。
ジャズのアップライトの手法を使ってたのだろうけど、
このあたりが独特のGrooveに繋がったのかも。
The four topsの『Reach out i´ll be there』とか、
イイ曲だなぁ。
そして、
モータウンサウンドは、60年代以降も、
世界各地で受け継がれ、使われていく。
70年代、通常、指弾きする場合、人差し指と中指を交互に使うところを、
彼は、人差し指1本でプレー。
ジャズのアップライトの手法を使ってたのだろうけど、
このあたりが独特のGrooveに繋がったのかも。
The four topsの『Reach out i´ll be there』とか、
イイ曲だなぁ。
そして、
モータウンサウンドは、60年代以降も、
世界各地で受け継がれ、使われていく。
モータウンサウンドをロックアーティストが活用した事例として、
Iggy Popの『Lust for life』が有名。
ちなみに、私は、この曲でモータウンを知ったのだった。
このノリ、Jetが『Are you gonna be my』で活用したり、
布袋さんが『Poison』で活用したり、
と、よく使われてる。
日本でも以前からよく使われており、
桑田佳祐さんの『悲しい気持ち』とか。
失恋の歌なのに、どこか前向きな気持ちになるのは、
バックのビートが、思いっきりハネてるからでは?w
アイドルで言うと、
広末涼子さんの『majiでkoiする5秒前』などが有名。
これは、シチュエーション的にも、
ワクワクするモータウンビートがピッタリ。
恋する5秒前なわけだからw
最近では、
AKB48の『涙のシーソーゲーム』とか。
ということで、
モータウンについて長々と書いてみたけど、
弾むビートとシンコペーションが特徴のモータウンサウンドは、
アイドルと相性がイイ!!!
アイドルの中には、
まだ1曲もモータウンサウンドを活用した曲を歌ってない子も多いけど、
活用の余地はあると思う。
アルバムの中に1曲アクセント的に入れるとか。
P.S.
『13日の金曜日』のPV自体もユニーク。
「Flash Mob(フラッシュモブ)」という手法を使っており、
サプライズから生まれるエンタメ要素が強い。
※「フラッシュモブ」とは、
SNS等を通じて、不特定多数の他人同士が公共の場に集まって、
突然、同時にダンスなどをして、即退散するという行為。
ちなみに、この曲、
リリース自体は1昨年だったと思うが、
こんな感じで、アルバムリリースにによって再び注目される、
という効果があるなぁ。
白石麻衣グラビア掲載 ヤングガンガン 2015年 1/16号